戦後荒廃した中で、私たちの先輩たちは「青年会議所」を設立しました。戦後の復興を支え、行政(官)では手の届かない部分を JC 運動の中で担ってきました。公益を目的に活動する団体は、「青年会議所しかない時代」だったのです。しかし現在はどうでしょうか。公益法人は26,000団体、 NPO 法人は27,000団体が全国に存在しています。いまは「青年会議所もある時代」として公益に活動する青年会議所の存在が埋もれてきているのが現状です。
2006年5月、公益法人制度関連3法案が可決・成立し、2008年12月、公益法人制度の施行・認定が開始されようとしています。5年間の猶予はありますが、この制度をきっかけに、社会から地域から信頼される民間主導の公益団体、地域のリーダーを名乗り「英知」と「勇気」と「情熱」をもつ JAYCEE であるならば、「青年会議所がある時代」を築くことが出来ると思います。
公益認定基準に「指定の公益目的事業を行うことを主たる目的とする」という項目があり、その指定の7項目に「児童又は青少年の健全な育成を目的とする事業」があります。
近年、私たちを含め子供たちの生活は便利になり物質的にも豊かになりました。しかし物質的に豊かになることで何か大切なものを置き去りにしてきたのではないでしょうか。
インターネットを通じて会ったことも無い人と簡単に友達になれる時代ですが 、 その世界には本当に心と心が通じているのでしょうか。メールなどを介した会話では受け取る側の取り方で正反対な意味合いになることもあります。この世界がすべて良くないとは思いませんが、その弊害として最近では野外で遊んでいる子供たちを見ることが少なくなりました。逆に携帯ゲームを持ち寄って個々で遊んでいる場面をよく見かけます。その結果、他人を思いやる心や集団生活に伴う協調性、身の回りにある物への価値観が希薄になるなど現在の子供たちに置かれている状況は良いとは思いません。
青少年の健全な育成を考える上で、我々青年会議所だからこそ出来ることは、現在まで培われてきた行政や青少年育成に取り組む諸団体とのネットワークを有効に活用するともに、中津川の美しい自然環境や特性を活かすことで集団生活の中で得ることの出来る、人を思いやる心、人に感謝する心、人と人が助け合う心を養い、夢や希望を子供たちに与えることが、我々青年会議所ができる青少年育成と考えます。
我々青年会議所は事業を行うにあたり、数ヶ月前から事業計画書を策定し、その資金の裏づけをするために収支予算書を作成し理事会に諮ります。なぜこんなにも時間をかけてまで行っているのか考えたことがありますか。もちろん社団法人格を取得していることもありますが、一番大切なことは、青年会議所は公益を目的とし事業展開をしているからです。公益とは「不特定多数の利益」簡単に言えば「世の中のためになること」「まちの利益」です。今後青年会議所活動をしていく上で、世の中や、まちの人が何を求めているのかしっかりと見極めていくことも大切ではないでしょうか。これまでの青年会議所活動を見直し、自己満足から脱却した真の青年会議所を念頭に置きメンバー全員で JC 活動に携わって行きましょう。
<総務委員会>
青年会議所活動を行う上で総務委員会は非常に重要な委員会です。理事会・例会の運営はもちろんのこと、各委員会から提出される事業計画書・収支予算書・事業報告を含め、公益法人制度を視野に入れた事業展開をして頂きたい。
<青少年委員会>
子供たちが、人間同士の対話を通じて人を思いやる心、人に感謝する心、人と人が助け合う心を養い、夢や希望を育むことができる事業。また、行政や青少年育成に取り組む諸団体との連携も視野に入れた事業展開をして頂きたい。
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